卵子凍結(2)
前回の続きです。
卵子保存しようと決めたのはいいんですが、乳がんの進行が早いのでなるべく早く治療を開始するようにと主治医に言われていました。やっぱり治療を優先すべきだと思ったので、治療開始の日程は延ばしませんでした。採卵のチャンスはおそらく1回だけ、しかも排卵予定日までたぶん3日くらいしかない!
排卵日まで3日しかないのに今から病院探し始めても厳しいだろうなと思いましたが、ダメ元で探し始めました。当時まだ東京にいたので、東京で卵子凍結保存ができる病院を調べて上から順に電話しました。
電話したのが夕方だったのですでに受付時間が終わってるところがほとんでしたが、Kレディースクリニックに電話が繋がりました。乳がんでこれから化学療法を始めるため、卵子凍結を望んでいることを伝えた所、担当の方が親身になって話を聞いてくださり、翌日受診できることになりました。
ただし!主治医の紹介状が必要ですと。ここからが大変でした。翌朝、主治医に卵子凍結保存を希望していることを伝え、急いで紹介状を書いてもらい、その足でKレディースクリニックへ。(普通主治医にその場で紹介状書けなんて言えないですよね・・無茶言って申し訳ない・・。)
初診の受付をしてまず診察。通常は少なくとも排卵日の3日前から通院して卵子の成育状況を観察して採卵します。今日血液検査で調べてみて、まだ卵子が成育してないかもしれないし、すでに排卵してしまっているかもしれない。成育していたとしても採卵がうまくできないこともあるし、採卵できても卵胞の中に卵子がない場合もある。それでもいいですか?というような説明でした。
了承した上で採血して、結果を待つ間クリニック内のカフェで昼食を食べました。初めての不妊治療専門クリニック、大きくてキレイでオシャレ!受付のお姉さんも採血してくれる医員のお姉さんもやたら美人!そして事務的・・。受付や採血はあまり待たされなくて意外と人少ないなーと思ったら、カフェ内にものすごい人人人!さすが有名クリニック。不妊治療のためこれだけたくさんの人が通ってるんだなーと。当たり前だけど、私だけ異質な感じがしました。
1時間ほどで採血の結果が出て、再度診察。自分では2日後くらいが排卵日かなと思ってましたが、数値的にはもうだいぶ成育しているとのことでした。今日か明日、排卵しそうで今日だと少し早いかもしれない。でも明日まで待つと排卵してしまう可能性が高いので、今日の夕方採卵しましょうと。
そういうわけで、初診で行ってその日のうちに採卵までできることに!なんだかものすごいとんとん拍子でした。
すみません、また次回に続きます。